健康によくて美味しい！絹ごし豆腐
豆腐は古くから日本人に愛されてきたソウルフードの一つ、今でも豆腐が好きでよく食べている人も多い食品です。リーズナブルなものもあればこだわりを詰め込んでブランドとなっているものもある豆腐、その中の絹ごし豆腐についてご紹介いたします。
絹ごし豆腐、木綿豆腐
皆一度は食べたことがあるであろう豆腐、離乳食にも使われたりと、食感といい味わいといい非常に優しいのでとても使い勝手のいい食材となっています。
いまはたくさんの豆腐がありますが、大きく分けて二種類ある印象が強い豆腐、その二種類である絹ごし豆腐と木綿豆腐はどんな違いがあるのか？それについてご紹介いたします。
見た目や食感が違うこの二つの豆腐は製法から異なっており、それぞれ違う作り方をしています。
まず木綿豆腐はまず豆乳に凝固剤を加えて一度固めてから崩し、そのあと圧力をかけて水分を絞った上でまた固めて作られています。
この時豆腐を流し込む型にはふきんが敷かれており、これで木綿豆腐のあの特有の凹凸が出来るのです。
木綿のふきんを使用し、その布目がそのままついたものなので、木綿豆腐という名前がついています。
次に絹ごし豆腐は木綿豆腐に施されていたもう一度固めるという行程をしていない、木綿豆腐よりも更に濃い豆乳を用いて凝固剤を加え、固めて作ったものとなっています。
では何故こうした作りわけをしているのか？もともとの始まりの豆腐は木綿豆腐で、こちらのほうが古くからあるものとなっています。
この食感がいい、という方もいますが、現代でも同様に木綿豆腐のほうが好き、絹ごし豆腐の方が好きなどがあるように、木綿豆腐のようなしっかりした食感よりもなめらかで喉通りのいい食感の豆腐が求められて絹ごし豆腐が生まれたものとされています。
絹ごしはやわらかくて舌触りが良く、ほろほろと溶けていくような食感があり、これはそのまま食べる豆腐としても重宝されており、いまでも冷ややっこは絹ごし豆腐を使われているようになっています。
またそれも進化していき、よりとろけるようななめらかな絹ごし豆腐が製造販売されている傾向にあり、そこに風味をくわえたり、更に美味しくなる工夫を凝らされている商品がたくさん販売されています。
ゆずやたまご、ゴマなどたくさんの豆腐がありますが、これらはいずれも絹ごしの食感である場合が多いです。
これらの特徴から適している調理方法も異なっており、絹ごしはステーキにしたりハンバーグにしたり食べ応えのある料理におすすめ！ダイエット中も安心して食べられる献立に最適となっています。
絹ごしは逆にさらりと食べられる豆腐として利用されており、生食がメインであることが多いです。
そして意外なのが栄養価、これら二つの豆腐は作り方が異なっており、その中で栄養価にも異なりが出てきます。
まず木綿豆腐は作る過程で栄養分が圧縮されており、タンパク質、カルシウム、鉄分が絹ごし豆腐の2割ほど多く含まれる状態で仕上がります。
ダイエット中に運動をメインに行っている人にとって嬉しいタンパク質が多く含まれているというのはとてもありがたいもの、積極的に摂りたい食品です。
絹ごし豆腐は前述した栄養素については劣っていますが、ビタミンB1やカリウムなどの水溶性栄養素が多く含まれています。
栄養素に違いがあるので、両方ともその時欲しい栄養素を補うように食べていきたいところです。
絹ごし豆腐で美味しく健康的な食生活
その食感が人気の絹ごし豆腐はどんな調理方法がおすすめか、知っておくと便利です。
冷ややっこやサラダがメインとなりがちですが、そんな絹ごし豆腐で作れる美味しい料理のおすすめをご紹介いたします。
まずおすすめなのがあんかけ豆腐、つるんとした豆腐をとろとろの餡で絡めてより喉こしがよくなり、また濃密な餡がからむことでたんぱくな味わいの豆腐が食べ応えのある料理にかわります。
つぎに揚げだし豆腐、水切りの過程は必要ですが、揚げ具合カリカリの食感ととろけるような食感両方を楽しめる料理となっています。
この時きになるのが絹ごし豆腐のやわらかさ、調理しているときに崩れてしまっていくのが問題です。
そのくずれた豆腐を利用するのも手ですが、できるだけそのままの形に残しておきたい場合は固めに仕上げられた絹ごし豆腐もありますのでそちらを使用すると煮崩れにくく絹ごし豆腐らしいなめらかな食感と、しっかりした味わいを感じることができます。
ステーキやハンバーグには向きにくいものの、ほかの料理なら大抵美味しく調理しやすい絹ごし豆腐、木綿よりも使用しやすい場面も多いので、ストック買いもおすすめとなっています。
豆腐は毎日とっておきたい栄養素が豊富でありながら、カロリーも控えめでダイエット中で食事を気にしている人にも最適です。
身体を温める料理のレシピにも使用しやすいのが特徴なので、代謝を上げるためにも是非用いておきたい食品となっています。
カロリーだけではなく、ダイエットの秘訣は必要な栄養素をしっかり摂取するのも大事、その為にも豆腐は積極的に食べておきたい、そんな食品です。
賞味期限に追われなくてもいい絹ごし豆腐があります。
毎日積極的に食べておきたい豆腐ですが、この豆腐、賞味期限が早くまとめ買いしづらい食品となっています。
しかしいまは感染症対策もあって不要不急の外出を控えたいところ、そのためまとめて買い物をし、冷蔵庫にたくさんストックしておくという方法をとっている人も多いです。
そんな中で賞味期限の短い食品というのは管理が案外厄介、他のものと一緒に冷凍しておくと食感も変わってしまう豆腐、特に絹ごしは全然違う食べものになってしまうほどに冷凍は不向きなので保存が本当に難しいのです。うまく加工したものは高野豆腐のように食べられますが、絹ごしのようなつるんとした食感が欲しい場合はけして向いていると言えないです。
長期保存に向いている豆腐があれば嬉しいのに、と考えている人は非常に多いもの、そんなニーズにあわせた長期保存可能な絹ごし豆腐が発売されています。
これは常温保存可能となっている豆腐で通常冷蔵保存で早めに食べる食品である豆腐の概念を覆した製品となっています。
常温で長期保存、その期間はなんと約195日となっており、通常の豆腐の賞味期限を考えると非常に長い期間保存ができるということがわかります。
全然違う製法でロングライフを可能にしたこの豆腐は食品ロスの防止、ストックをしておいていざというときの一品に、常温で保存が可能なので冷蔵庫を圧迫することもなくそのままアウトドアや手土産にすることも可能、パックのまま調理することもできるので洗い物が減らせたりといいことづくめとなっています。
取り出したときが出来立てとまでいわれている美味しさの絹ごし豆腐となっていますので、家での食事が増えているいまだからこそ時短として用いたい、そんな食品となっています。
毎日外に出て買い物にいっていた人も控えている昨今の日常生活、そんな時におすすめしたいこの長期保存可能な絹ごし豆腐、普通の豆腐と同じようにたくさんのレシピに合う、そんな使い勝手のいい豆腐なので、日々の家事を少しでも時短させるために是非役立ててほしい食品です。
古くから日本で愛されている豆腐、毎日の食卓に負担なく当たり前のように出せるようになる、そんな画期的な商品です。
